多機種勢という生き物

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こんにちは。BBD3年のやなっさんと申します。ブログを書くのは初めてです。さて、この記事を読むような音ゲー好きの皆さんには1つか2つ、メイン機種と呼べるものがあるでしょうか。僕にはあまり決まったメイン機種がなく、初対面の人にメイン機種を聞かれると毎回まぁまぁ困ります。いわゆる音ゲー多機種勢と呼ばれるプレイスタイルです。というわけでこの記事では、音ゲー多機種勢という存在を知っていただくために、メリット・デメリットを紹介していきます。

 

 

0.僕について


僕は中2の頃初音ミクさんが好きでした(突然の告白)。そんな時ゲーセンでたまたま見かけたDIVAから僕のAC音ゲーが始まりました。その後の中学高校ではmaimaiやチュウニズム、ポップンjubeatなどを遊ぶようになりました。大学に入ってからは触っていなかったBEMANIのゲームにはほぼ全て手を出し、今では気分や調子でその時楽しいと思うゲームを遊んでいます。最近はボルテばかりやっていますが先月はドラムマニアばかりやっていましたし、先々月は音ゲー早慶戦の対策でjubeatDDRしかやっていませんでした。

 

どうしてこんなにやってるゲームが増えたかといえば、触ってみたら全部楽しかったというだけです。後述する多機種勢のメリットに気づいたので、無理に機種を減らさず、やりたいものを好きにやることにしました。

 

また、僕は他の多機種勢の中でも軸となるゲームがないタイプだと自覚しています。例えばbeatmaniaやボルテがメインで、その地力を活かして色んなゲームを楽しんでいる、などといったタイプの多機種勢の方もいると思います。僕はこういったタイプではありません。なのでこの記事で指す多機種勢とは、「軸となるゲームがなく、ゲーセンに行くたびに空いているゲームを気分で遊んでいる人」のようなイメージだと思ってください。

 

1. メリット


①色んな曲・譜面に触れられる

色んなゲームを触ると当然色んな曲に触れる機会があります。その機種の有名な曲をプレイできますし、好きなアーティストの知らなかった曲に出会えることもあるし、新しく好きなアーティストや曲が見つかることもあります。僕はドラムマニアを始めたことで鈴木友里絵さんを知り人生が豊かになりました。あとは機種ごとに収録曲の多いアーティストがいますよね。かねこちはる曲はボルテに多い、あさき曲はギタドラやリフレク、みたいな偏りがあるので、色んな機種に触れることは色んなアーティストの色んな曲に触れることに繋がることが分かると思います。

 

また、同じ曲でも色んな譜面に触れることができます。例えばEvansを例に挙げると、この曲は色んなゲームに収録されていますがサビの音の取り方が全部違います。ボルテやポップンでは直感的に押せる音取り、jubeatDDRは音取りが少し独特、beatmaniaはやっぱり一番多くの音取りをしている、など微妙な違いが楽しめます。暇な方は色々比べてみてください。逆に、同じく色んなゲームに収録されている曲であるアルストロメリアはだいたいのゲームでサビの音取りが全部16分だったりします。


②調子が悪い日もモチベーションが下がらない
音ゲーがうまくいかない日、当然ありますよね。そんな時普通はどうするでしょうか。テンションが下がってすごすご家に帰るのではないでしょうか。しかし遊びたいゲームの引き出しが多ければ違うゲームで遊んでテンションを維持できます。当然やりたいゲームは調子が悪いわけですが他のゲームを楽しめばトントンになります(多分)。せっかく好きなゲーセンに行ったのに嫌な気持ちで帰りたくないですよね。


③他のゲームで培った地力が活かせる
これは音ゲー上達論のようになってしまうためあまり詳しくは書きたくないので書きませんが、機種間の地力の転用というのはやはりあると思います。具体的には体の使い方や認識の仕方、意識、リズム感覚など様々な要素があるでしょう。


④色んな人と交流ができる
僕はこのメリットが1番大きいと個人的に思っています。僕は今音ゲーサークルに所属していることで、1つのゲームのコミュニティだけでなく、色んなコミュニティがあり、色んな人と関わる機会があります。皆伝や虹ポゼや虹ネーム、ランカーから初心者まで色んな人がいます。そうした中で、「○○さんはこのゲームやってないからあまり話したことがない」みたいなことが起こります。しかし色んなゲームを遊んでいると、誰とでも何かしら共通の機種の話題を持てるため、交流をするきっかけになります。アドバイスをしたりされたり、分からないことを聞いたり同じ実力のライバルと競ったりなど、音ゲーをプレイする楽しみだけでなく、音ゲーを通して人との関わりが生まれます

 

2. デメリット


①中途半端になる
多機種勢のデメリットとして1番よく言われることは、どの機種も中途半端になるということだと思います。1ヶ月ずっとbeatmaniaしかしない人と1ヶ月のうち1週間しかbeatmaniaをしない人なら当然前者の方が上達は早いですよね。1つのゲームが大好き、または上手くなりたいゲームが明確にある人には色んな機種に手を出すのはおすすめしません。僕はひとつのゲームにこだわることが無いので、上に挙げたメリットのために、なにかのゲームを極めることにはあまり積極的ではありません。


②地力の維持が難しい
上に書いた内容と似ていますが、1つのゲームに集中せずコロコロ違うものをやるため、別のゲームをやっているうちに他のゲームの地力が落ちがちです。ポップンで47のクリア全埋めをしましたが、久々にやるとクリアがつかない曲がまぁまぁあってへこみます。3歩進んで1.5歩くらい下がるような感じで、じりじりと上達する形になると思います。それはそれで楽しいのでいいんですが。


③金がかかる
些細なことですが、地力の維持だったり調子の悪い日にさっさと帰らず別のゲームで粘ったりのせいで金が飛びがちです。他にも期間限定イベントや解禁などで忙しくなることもあります(曲などは解禁しきれないことが多いですが)。

 

3.まとめ


色んなゲームを遊ぶことは上達を少し犠牲にする代わりに、音ゲーの上達以外の側面をより楽しむことができます。メイン機種が行き詰っているあなた、最近音ゲーが楽しく感じなくなってきたあなた、気分転換にでも普段やらないゲームを触ってみるのもいいかもしれませんよ。何かあれば @oniq0 までどうぞ。